保育所は「健康と建築」を考える上で、最も難しい建物用途のひとつだと私たちは考えています。
近年の保育所は、乳幼児を扱う施設として、小規模な20人未満の建物が増え
その中で閉鎖された空間となる施設が多くなっています。
( 閉鎖された空間は良好な室内環境づくりに注意が必要となり、特に空気リスクの軽減が重要となります。)
私たちは大切な乳幼児の成長を妨げないよう、建築的な配慮を行っています。
私たちの 保育所環境への取組み(建築環境)
「光環境」
脳とからだの成長に大きく関与する成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されると言われています。
睡眠にとって重要なメラトニンの分泌を妨げないような光環境に、私たちは取り組んでいます。
「室内空気環境」
建材・家具等から出る室内の化学物質をできるだけ少なくすることは必然ですが、
(室内化学物質の低減は、設計及び施工において十分な知識と経験が必要とされます。)
乳幼児の健康を守るためハウスダスト(塵・ダニ・花粉)等 微小な物質を室内から除去する
空気リスクの軽減対応に、私たちは取り組んでいます。
「温湿度環境」
最適な温度・湿度を保つためには、熱源となるエアコン等は重要ですが、
乳幼児のからだへの影響を少なくするため、
エアコンの使用を最小限ですむような温湿度環境となるよう、私たちは取り組んでいます。
特に床に近いところでの睡眠を考慮し、からだに近くなる熱源の床暖房はできるだけ避けています。
下記、保育所では室内環境を高く評価して頂いています
赤ちゃんの睡眠
既存建物を利用し開園する場合
法対応調査
建築基準法・バリアフリー法・消防法・東京都建築物安全条例
児童福祉施設の整備及び運営に関する基準・認可外保育施設指導監督基準(厚生労働省)
東京都児童福祉施設の整備及び運営の基準に関する条例(保育所)・東京都保育所設備運営基準
保育所設置認可事務取扱要綱(東京都)
上記に関する施設関係基準の調査
既存建物調査
用途変更への対応調査 耐震状況調査 既存建物状況調査
200㎡以下の用途変更(既存用途を保育所に変更)
2019年建築基準法の改正により、用途変更だけでは確認申請は不要となりましたが
関係法令を遵守した対応は必要となります
検査済証のない建物については、既存不適格・違反部分の有無について
事前に十分な調査・検討 が必要とされます
(なお、検査済証のない建物についても、行政機関の打合せを含め対応させて頂いています)
保育施設の設計・監理業務内容
設計・監理業務内容については、「光環境」「室内空気環境」「温湿度環境」を含めた設計・監理業務を行います
※上記業務は、個別業務のみでも対応させて頂きます